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なぜ犬養毅は五・一五事件で射殺されたのでしょうか?
いきなりですが、五・一五事件の話をします。
「話せば分かる」
と言う犬毅養首相に向けて
「問答無用!」
と青年将校はピストルを発射!犬養毅首相は射殺されました。
頭に銃弾を受けた犬毅養首相はそれでも意識があり、女中に、「今の若いもんをもう一度、呼んでこい。よく話して事情を聞かせる」と、言ったといわれています。
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満州国を武力で建国すべきと主張する軍部の青年将校達が、対話で解決すべきと主張する犬養毅を射殺した、いわゆる五・一五事件・・
青年将校達にしてみれば、
この期に及んで説得など聞かず、議論など一切せず
さっさと自分たちの暗殺計画を遂行して引きあげるということになったわけです。
なぜ犬養毅は射殺されたのでしょうか?
この有名な五・一五事件で犬養毅首相が青年将校を説得しようとしても射殺された事から分かるように
人は話しても(説得しても、説明しても)分からないのです!
人は自分の行動や選択を自分自身で決めたいのです
理詰めでキチンと説けば、相手は納得するはず・・
などと考えるの論理的な秀才や頭の良いインテリ的な人の錯覚でしょう。
ちなみに犬養毅は当時の政治家の中でも政界切っての論客で歯に衣着せぬ毒舌家で今で言う論破王だったと言われています。
なぜ人は話しても分からないでしょう?
それが、どんなに正しいことであっても、
人の心は理詰めでは動きません。
人間は特定の自由を外部から説得されたり、脅かされた時には、自らの自由を回復しようとする反発作用を起こすのです。
これを心理学では「心理的リアクタンス」といいます。
人は自分の行動や選択を自分自身で決めたいのです。
人は生まれながらにして「自分の行動を自分で選択したい」という欲求を持っているのです。
自ら進んでやろうとしていたが、自分の行動を他人に決められたことで「選択の自由が奪われた」と感じ、
反発する態度を取ってしまうことがあります。
それは人間は自分の行動や選択を自分自身で決めたいという欲求があるからです。
その反対に、自分自身が出した結論には自分の心は動き、自ら出した結論に引きずられ行動に移すのです。
コーチングはこういう人間の心理を踏まえた
人を動かすスキルと言っても過言ではありません。
コーチングでいう自発的行動を促進するコミュニケーションスキルって何?「気づき」って何?
皆さんがコーチングの定義をネット上や本を読んだりして、調べられても、
コーチングとは何なのかまだまだ分かりにくいと思います。
一般的には、
「コーチングとは自発的行動を促進するコミュニケーションスキルの事です」
と言ったような漠然とした分かりにくい定義が多いかと思います。
そこで私は以下のように定義しています。
「コーチングとは人を動かす為に気付きを与える人材開発手法です」
それでは「気づき」とは何でしょうか?
気づきとは・・
「見失っていたものを発見する事」
です。
この「見失っていたもの」とは自分が本来持っていた目標や目的やスキル(技術)や人脈等です。
つまり、見失っていた自分が本来持っていた目標や目的やスキル(技術)や人脈等を
コーチングを受けることによってあらためて発見する事ができるので、現在の目標達成や課題解決をするための対策という結論を自らが自分の力で出せるのです。
だからこそ、解決をするための対策の行動に意欲(モチベーション)が湧き行動に移すのです。
コーチングとコンサルティングの違いって何?
コーチ側から言えばクライアント自身が気付いていない「(クライアント自身の)可能性」を引き出すことです。
またコーチングとコンサルティングの大きな違いは
「答えを与えるか、引き出すか」です。
例えば経営コンサルティングは正しい経営戦略や経営手法の「答えを与える」支援です。
それに対してコーチングは「答えを引き出す」支援です。
つまり経営コンサルティングは正しい経営戦略や経営手法を説得して、説明して教えるのです。
そのため経営コンサルティングはときとして、経営者が自分自身で決めたい経営戦略や経営手法を
理詰めで説得して教えてしまういスタイルになりがちです。
そうなると前述のような「自分の行動を自分で選択したい」という欲求が満たされなくなり、
その経営コンサルタントの言うことがどんなに正しいことであっても聞かなくなる事があり得ます。
もちろん、優秀な経営コンサルタントの教える経営戦略や経営手法は素晴らしく、
経営コンサルタントの教え通りに経営を行えば、企業業績は良くなるでしょう。
でも、コーチングは優秀なコンサルタントように企業業績をアップする具体的対策や戦略を「教える」事はしません。
しかしコーチングを受けるとコーチは「教える」事はしませんが、クライアント自身が気付いていない自らの「可能性」に気付いて頂き自らの「気付き」により、自らの力で対策や戦略を導き出すことが可能になります。
そのため、コーチングはクライアント自身が自ら気付き、自ら解決策の結論を出し行動に移すことを支援する事が可能になります。
もう少し詳しく言えば、
コーチングとは、「クライアントが本来持っている潜在能力を導きだし、その思考を刺激し続け、創造的なクライアントに対する全面的で同じ立場での(縦ではなく横の関係での)支援のプロセスを通して、クライアント自らが自身の可能性を最大化させるように、コーチとクライアントの並行的パートナー関係を築くことで、目標・目的に向かってクライアントと共に伴走し、その目標の達成までを対話で支援することです。」
人を論破してはいけない
近頃、「論破」という言葉が「特にTwitter等ネット上では」飛び交っているように感じます。
そして「論破」した側が素晴らしい人で、「論破」された側は能無しのバカといったレッテルを貼られがちな風潮を感じます。
しかし、よく考え得てみると「論破」した側は自分の方が正しかったと(錯覚かもしれない)感覚を覚え、スッキリするでしょう。
でも「論破」された側は(たとえ「論破」した側の意見が正しかったとしても)その心証は最悪でしょう。
これが夫婦なら離婚に・・、親子なら家出に・・、なりかねないのが、人を「論破」する事だと私は思います。
私はかつて経営コンサルタントをしていたのですが、その経営コンサルタントをしていた頃に、クライアントの経営者にこんなこと言われたことがあります。
「あなたの言われている経営に関する戦略ややらなければならない事は正しい。正しい経営戦略や経営手法だと思います。でも私はやりたくない。だからあなたに指導された経営改善策はやりたくない 」
当時の私は若かったので、こんな若造に言われてやりたくないというプライドで言われたのかと思っていましたが、
コーチングのスキルを学ぶとそうではないということが分かりました。
おそらく私はクライアントの経営者に対して正しい経営戦略や経営手法を説得して、説明して「論破」してしまっていたのかもしれません。
なので、経営者にだけではなく、
経営陣が中間管理職に
課長や係長等の管理職が自らの部下に
夫が奥さんにであっても
決して理詰めで説明して「論破」してはいけないのです。
それは説明・説得した内容がどんなに正しくても反発を招くだけだからです。
なぜそう思うかというと、経営コンサルタントをしていた当時の私は、その経営者の心証を何も解っていなかったがために、クライアントである経営者に反発の言葉を投げかけられていたのだろうと私自身が反省を込めて感じるからです。
その経営者の持っている能力およびスキル、苦手なこと、その経営者の過去の失敗や挫折等から心の中にあるトラウマが原因でやりたくないこと、
そういったクライアントである経営者の心証を何も知らないまま、机上の経営学の勉強で得た知識だけで
例えばMBA「経営学修士」や中小企業診断士等の勉強で得た机上の知識だけで)経営者の方々に
経営のやり方や戦略などについて私は指導をしてまっていたのでしょう。
これは私の感覚でしかありませんが、製造業の経営者などは元々物づくりや機械いじりが好きで、人とのコミュニケーションが苦手な方も多々おられと思うのです。
そのようなコミュニケーションが苦手な経営者や社長に理想的な(机上の空論的な、営業専門会社が行うような、バリバリの営業マンがするような)営業戦略や営業のやり方指導していたわけです。
正に理詰めで正しさを説得してしまっていたのでしょう。
実際、ほとんどのコンサルティングの場合、このように理詰めで正しさを説得しているケースが多いようです。
そのようなコミニュケーションの苦手な経営者に対してどんなに理詰めで営業戦略は営業のやり方を指導しても
その社長はおそらく心の中で「私にはそんな事はできない。無理だ」といったようなことを感じており、
その経営者の心証を何も解っていなかったのでしょう。
その結果として、前述のような私の指導に対して否定的な言動が出てきたのだろうと今から思えば分かるのです。
しかし、コーチングでは全く違うアプローチをします。
クライアントである経営者がまず何ができるのか、何がしたいのかということについて切り出すために信頼関係を構築することに専念します。
その結果、クライアントであるその経営者にとって最も適しており、
且つやりたいと感じていただけるような営業つまり売り方について一緒に考えていくというスタイルになるのです。
そのようにして出てきた営業の仕方、つまり売り方なら、クライアントである経営者も実施可能と感じて頂け、行動に移す事ができるのです。
しかもやりたいと思わせるような売り方なので、頑張ってやろうというモチベーションが上がるわけです。
かつて若い頃、経営コンサルタントをしていた私にはそのような視点が完全に抜けて落ちていたのです。
つまり、コーチングとは前述にも書きましたが以下のようなことになります
「クライアントが自身が持っているが(気付いている場合と気付いていない場合がある)能力やスキル及び可能性を最大化させる為に、コーチとクライアントのパートナーそして信頼関係を築くことで、クライアントの目標や目的に向かってクライアントと共に目標や目的の達成までを対話で支援する事」
ということになります。これはコンサルティングとは全く違うアプローチになります。
このコーチングはあのアップルのスティーブンジョブズもGoogle CEO エリックシュミットもコーチが付いてコーチングを受けています。
日本人ではあの楽天の三木谷氏、ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長の柳井氏もコーチングを受けています。
また、ベーブ・ルースの「13勝11本塁打」超えた大谷翔平も大リーグでコーチングを受けた経験のある元ヤクルトスワローズ投手の吉井理人コーチにコーチングを受けています。
また、あの将来の日本のエースになる存在と言われている夏の甲子園には160キロを記録した佐々木朗希投手も吉井理人コーチにコーチングを受けています。
その吉井理人コーチのコーチングの成果とコーチとして力を認められたのか、吉井理人氏はロッテの新監督として電撃発表されました!
どうすれば犬養毅は射殺されなかったのか?
さて、話が冒頭に戻りますが、どうすれば犬養毅は射殺されなかったと思われますでしょうか?
犬養毅は当時の政治家の中でも政界切っての論客で歯に衣着せぬ毒舌家だったと言われています。
そんな犬養毅に青年将校達が「話せば分かる」と言われても、
自分たちの正しさを説明・説得できず、自分たちが「論破」されてしまうとだけと思ったのではないでしょうか
コーチングは相手自身(クライアント自身)が自ら考え「気付き」を得る事ができます。
もしも、犬養毅が押し入ってきた青年将校達に彼らの主張に耳を傾け、
「まずお前たちの話を聞こうじゃないか」
と言っていれば、もしかしたら、射殺されなかったかもしれません。
あくまでももしかしたらの話です。
なぜなら青年将校達自身が考え、「気付き」を得て、犬養毅が正しい答え「引き出す」事ができたかも知れないと思うのですが
残念ながら現実には、たぶん犬養毅は射殺されていたと少なくとも私は思っています。
なぜなら、青年将校達は射殺する決意と結論を出し、自らも死を覚悟した行動だったであろうと思うからです。
犬養毅は射殺されていたかどうかはともかく、
コーチングによって与えられる「気付き」には「自ら答えを出して行動に移す」すごい力があります。
これがコーチングのすごいところだと少なくとも私は思っています。
コーチングの魅力とは
コーチングの魅力は簡単にいえば
自分の(コーチであればクライアントの)無限の可能性に気付ける事
です!
あの松下幸之助氏の著書にもある「道は無限にある」という事に気付ける事です!
画像出典元:日本経済新聞社
無限というのは物理的には無限に道や可能性がある訳ではないですが、
目標達成や問題解決のためにまだまだできる事がある事に気付ける事です!
逆に言えばまだまだやれていない事がある事に気付ける事です!
この私自身も、プロフィールページに紹介していますようにもう2ヶ月で還暦です。
更に脳出血を発症した左半身不随の障害者です。
でも、コーチングを受けた事で、この年齢でこの左半身不随の身体で再度起業出来ると気付くことができ、再度、起業をすることを決断でき、更にこの年齢でこの左半身不随の身体で再婚までできたのです。
これがコーチングの魅力であり、コーチングのすごいところだと思います。
コーチングのスキルを身に付けると何ができる?
それではコーチングのスキルを身に付けると何ができるのでしょうか?
以下の事が実現できます。
- 自分の未来にまだまだ可能性があると気付く事ができる
- いろいろな人と信頼関係が構築できる
- 夫婦の絆が強くなる
- 子供に優しくなれる
- もう無理、できないと考えていた事に可能性を見つけ出す事ができ、挑戦できる。
コーチングのスキルを身に付けるとあなたもきっとこんな風に変わる事ができます!
投稿者プロフィール

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株式会社日本エル・シー・エーにて経営コンサルタントに従事
株式会社アイ・ブイ・ピーにてDXプロジェクト・マネージャーとして従事
有限会社セブンシーズネットで代表取締役
その後リーマンショックの影響で業績が急激に低下したことで脳出血発症、左半身不随の障害者となり会社は廃業、自己破産。
2020年まで障害者枠で非正規雇用の契約社員にて様々な企業に従事
2021年に再起をかけてプロコーチを目指しコーチングノウハウを学習
2022年個人事業主のプロコーチとして再スタート
現在、セブンシーズネット代表として事業再開


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